この記事では、横浜元町発祥のバッグブランド「キタムラ」と「キタムラK2」の違いを解説しています。
調査した結果をまとめると …
- 同じルーツを持ち同じ「K」マークを使っているが、現在は全く別の会社
- キタムラは全国に店舗を展開しコラボや変化に積極的
- キタムラK2は神奈川県内にしか常設店がなく伝統重視と言われている
- 値段帯はよく似ていてどちらも価格以上のしっかりとした品質・デザインが評判なので、ブランドではなく好みの商品を選ぶのがおすすめ
以下で、「キタムラ」と「キタムラK2」の違い詳細を解説しているので、参考にしもてらえたら嬉しいです。
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キタムラとキタムラK2の違い
横浜元町ショッピングストリートを訪れた際、ハンドバッグをメインに取り扱っている「キタムラ」という名の店舗がたくさんあることに気づきました。
ただ、そのキタムラには実は2種類、「キタムラ(上)」と「キタムラK2(下)」があるんだとか!
気になってその違いを調べてみたところ、以下5つの違いがあることがわかりました。
- 同じルーツを持つ別の会社
- タグの下の文字が違う
- キタムラは全国に店舗を展開
- キタムラはコラボや変化に積極的
- キタムラK2は伝統重視と言われている
以下で、キタムラとキタムラK2の違い5つの詳細を解説しています。
同じルーツを持つ別の会社
キタムラとキタムラK2は、現在全く関係のない別の会社です。
キタムラの本社の前には、こんな注意書きが書かれているほどです。(クリックすると拡大します。)
ただ、キタムラとキタムラK2が使っている「K」のマークは、全く同じもの。
上がキタムラ、下がキタムラK2のアイテムに描かれている、ブランドを象徴する「K」のマークの写真です。
画像引用:楽天市場クセのある書体ではないものの、明らかに同じ「K」。
別の会社なのに全く同じ「K」を使っている背景には、キタムラとキタムラK2が同じルーツであることが影響しています。
そもそも、キタムラの始まりは明治15年、1882年に横浜元町で創業した和装小物店にまでさかのぼれます。
1970年代にキタムラが手掛けるバッグが大流行し、その名が一気に全国区のブランドに発展。
そんな中、1989年に北村家の長男北村康介氏に設立されたのが「キタムラK2」です。
キタムラK2設立時に営業譲渡契約により両社でのマークの使用を認めるも、その後裁判に発展。
いわゆるお家騒動の紆余曲折を経て、今はお互い別の会社として切磋琢磨している関係にあります。
キタムラの現社長はK2の創業者の弟である北村宏氏が、すでに創業者北村康介氏が亡くなったK2はその妻が社長を務めています。
現在進行形で両社の間に何か関係があるわけではありません。
タグの下の文字が違う
「K」のマークは全く同じ両社ですが、ブランド名が書かれたタグの「Kitamura」の周囲の文字に違いがあります。
- キタムラ:Kitamura MOTOMACHI
- キタムラK2:Kitamura2 YOKOHAMA
「Kitamura」の周囲に書かれている文字に違いがあるので、これさえ覚えておけばどちらのメーカーのアイテムかすぐに見極められます。
キタムラは全国に店舗を展開
キタムラは、神奈川県内だけでなく、東北から九州まで全国各地に店舗を展開しています。
店舗数自体キタムラの方が圧倒的に多く、神奈川県近くのサービスエリアへの出店などにも積極的です。
Amazonや楽天市場にも公式ショップがあり、キタムラのアイテムは日本各地で出会いやすくなっています。
また、どちらもメンズアイテムを手掛けているものの、メンズ専門店があるのもキタムラだけです。
一方で、期間限定ショップを出店することは稀にありますが、キタムラK2の常設店は2024年現在神奈川県内にしかありません。
とはいえ、公式オンラインショップが楽天市場などにもあるので、キタムラK2のアイテムの入手難易度が特別高いわけではありません。
ただ、現物を見てから買いたい場合、キタムラK2のアイテムは神奈川県民以外なかなかお目にかかれません。
横浜ならではの思い出の逸品を手に入れたいなら、キタムラK2がキタムラよりやや向きます。
ちなみに、キタムラはAmazonと楽天市場の公式ショップがありますが、キタムラK2の公式ショップはAmazonにはない点にもご注意ください。
キタムラはコラボや変化に積極的
店を構える地の違いは、鞄のデザイン性にも現れています。
カジュアルなデザインのものも多く、ハンカチやキーホルダーなんかも手掛けています。
画像引用:楽天市場また、キタムラはさまざまな企業やキャラクターとのコラボに積極的!
期間限定でさまざまなキャラクターとこれまでにコラボしています。
今しか出会えない限定アイテムを多く展開しているのも、キタムラの特徴です。
キタムラK2は伝統重視と言われている
神奈川県内にしか常設店がなく、コラボなどもこれまでにしたことがない「キタムラK2」。
そのせいもあってか、基本的にキタムラK2はキタムラ以上に伝統重視のブランドと言われることが多いです。
創業以来変わらないデザインの伝統的なバッグも、未だに多く手掛けています。
ただ、これはあくまで掛けている商品全体を見渡したときの傾向にすぎません。
実際、キタムラK2にもカジュアルなデザインのアイテムもあります。
画像引用:楽天市場手掛けているアイテムの種類が多いので、すべてにその傾向が当てはまるわけではありません。
キタムラとキタムラK2の共通した特長
- ハンドバッグ以外にもショルダーバッグや財布などさまざまなアイテムを展開
- メンズ商品も展開
- 価格帯は5千円~6万円ほど
- いずれの商品も価格以上のしっかりとした作りに定評がある
「キタムラ」も「キタムラK2」も、メンズを含めたさまざまなバッグや小物を手掛けています。
どちらも価格帯は5千円ほどから6万円ほどと幅が広く、カジュアルなものからフォーマルなものまであらゆるニーズに応えてくれます。
ただ、どちらもファストファッションのようなリーズナブルなアイテムは基本的にありません。
一方で、どれもひとつひとつ丁寧に作られていて長く使えるという声が多く、価格以上の価値が詰まった商品が多くのユーザーの心をとらえています。
結論としては、どちらも価格以上に長く使えるしっかりとした作りが魅力。
ブランドがどちらかということより、気に入ったデザインのものを選ぶのがおすすめです。
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まとめ
横浜元町発祥のオリジナルバッグブランド「キタムラ」と「キタムラK2」。
両社は同じルーツを持つものの、現在は全く別の会社です。
キタムラは全国展開し、コラボなどに積極的ですが、キタムラK2は神奈川県内に常設店があり、伝統的なデザインを重視しています。
ただ、この違いはあくまで傾向にすぎません。
価格帯は似ており、どちらも品質やデザインの評判が高いので、ブランドではなく好みで選ぶのがおすすめです。
※ 記載の情報は、2024年10月時点のものです。
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